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心の目

2014年08月27日
コンサートやセミナー・・・
慌ただしい週末を過ごしています。

ここ最近、視覚に捕らわれている
自分を強く感じました。

特にコンサートでは、目で演奏者を見つめてしまうと
昔の職業柄、演奏者に気がひかれてしまい音楽に気持ち
が入っていない自分に気が付きました。


現実にもどされた空間


しかし、目を閉じると私の中で想像が広がり
物語を作ってくれる。
どこか懐かしい音色。
私の細胞が共鳴するのです。

すると自然に涙が流れてくる。

以前、99パーセントの暗闇を
体験した時の事を思い出しました。

この暗闇は、時間が経過しても目が慣れないために
視覚障害者のような体感が出来るのです。

勿論、ガイドは視覚障害者であり
私たちは、白杖を持ち闇の世界に入ります。

距離感がなく足元はつまずきそうになるし
声を出しながら障害物を回避してゴールに
向かうのです。

視覚障害者の方は、忍者のように暗闇を
進みます。参加者が迷子にならないように
誘導してくれるのですが、この暗闇では
参加者が障害者になります。

この時も自分の感覚が重要になるのですが、
とある参加者の声の魅力に心を奪われたのは
私だけではありませんでした。
参加者の女性や男性も「いい声だね!」って褒め、
惚れたのです。


そして、暗闇から抜け出しゴールに辿りついたときたとき
改めて参加者同士が視覚を回して挨拶しました。

すると・・・
とても素敵だった声の主を視覚で捉えた瞬間
みんなの空気が笑いとなり
「決して、目を開いてはいけません!」
夢から覚めてしまったのです。


魔法終了!!!


コンサートの出来事や最近読んでいる本の内容、
それにこの暗闇の体験をから

もし、私が視覚障害者だったら・・・
今まで素敵だと思っていた男性を私は好きになっていただろうか?

たぶん・・・

心の目の大切さに気づかされました。







明後日は、観音巡りガイドの勉強会に参加します。


米寿のパワー

2014年08月15日
お盆の季節になりました。

我が家周辺は7月がお盆となります。
8月のお盆は、母方の実家にご挨拶に伺います。

昔、私の学業の工面でかなりお世話になったので
生きている時には恩返しのつもりで一年に
一度ですが、ご先祖様にご挨拶しています。

母親は兄弟の末っ子です。
88歳になる叔母の腰は90度曲がる程の
姿勢ですが、朝から晩まで畑仕事を
楽しんでいます。


朝は、5時から
晩は、8時や9時です。

勿論、夏場の昼の畑には出られないので
涼しい朝時と夕時が働き時となります。

あまりの働きっぷりに頭が下がります。

そういえば!
5年前に母の実家で榊の苗木を譲って頂きました。

我が家の神棚に榊をお供えする時にやはり地のもの
がよいだろうと考えたのです。
昔は、我が家にも榊があったようですが、寿命?で
枯れてしまいました。
実家は造園業を営んでいるのでもしかしたら・・・
榊の有無を確認しました。

たまたま、甥っ子の自宅を新築するにあたり
お祓いで榊が必要だということで、
花屋の榊で十分なはずなのに・・・
何を考えたのか、苗木を4本も購入したようです。


おかげで4本のうちの1本を譲って頂きました。

叔母は、「嫁入り先が決まってよかった!
北浅羽の家なら安心だ」と言って
土木用のスコップと一輪車を叔母が押して
私は手ぶらで目的の榊に付きました。

私は一輪車に手を掛け動かそうとしたら一般用とは違い、
土木用の頑丈な道具のあまりの重さに足元が
ふらついたのです。
しかし、叔母が手際よく榊を掘り起こして一輪車に
乗せて私はスコップだけ持たされてスタコラ苗木を
運び出したのを覚えています。

正直、あの時は83歳の叔母の体力より自分が
衰えている事にショックを受けました。

笑い話のようですが、腰は曲がっていても
体力は私以上。

叔母の本当の喜びは、

健康!!!!

畑で好きな野菜を作り
非農家の人に無償で
野菜を配り
喜んで頂けること

そしてこれを家族に邪魔されなく
自分のペースで出来ること。
らしい・・・

私の晩年にもこのような
心で人生が迎えられるようになりたいものです。


嫁入りした榊はまだ私の身長以下ですが、
時々、我が家の榊を神棚に祭ります。
市販のものとは違い、生命力は強いです。

サントリーホール

2014年08月10日
昨日は、仕事を休み友人の発表会に足を運びました。

サントリーホールでの発表会は気分も最高でしょう。
皆さん、はつらつとしていました。

今朝の発表会は「愛」がテーマの方が多かったようです。

1曲目 愛の夢 第三番 から始まり
31曲目 愛を奏でて で終わりました。

我が家からの交通費を考えると微妙ですが、
リーズナブルな金額で朝から沢山の音楽に
浸れることは贅沢なひと時、心の栄養になりました。

何となく忘れていたのですが、音楽を聴くと
涙が溢れる癖?

幼い時は、「いい曲だなぁ」と心が感じると
涙が自然に溢れたのですが、思春期になると
そうも涙を流すわけにもいかない。
ある種、病気?と自分でも感情を抑えるようになりました。

本当は、
素敵だと思うことには「素敵」
嬉しいことには「嬉しい」
悲しいことには「悲しい」
辛いことには「辛い」
この感情は抑えなくてもいいものなはず。

自分の好きな曲、何となく心に響く曲
最近は、自然と涙を流しても恥ずかしくない自分
を取り戻してきました。

悲しい涙ばかりではなく
幸せの涙もあるのですから

ご来光

2014年08月01日
今日は富士登山にほんの少し同行しました。

諸事情があり今回の登山は予めキャンセルしていたのですが
岡山から参加される知人に逢いたく5合目合流を
決意しました。

富士山が世界遺産に登録されるにあたり
マイカー規制が生じており
河口湖でマイカーからバスに乗り換えなければ
ならずご来光に待ち合わせ時間の調整が
ありました。

さて、我が集団はとにかく
「・・・・/六根清浄」と唱えながら登山します。

ほとんどの方がこの行列にカメラを向けを
傾けます。
おいずる、傘、杖、輪袈裟の姿
何と唱えながら登山しているのか?


六根とは




皮膚(感覚)

です。

一番大切なものは

ココロ

来年は、7合目まで同行しようかな