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心の目

コンサートやセミナー・・・
慌ただしい週末を過ごしています。

ここ最近、視覚に捕らわれている
自分を強く感じました。

特にコンサートでは、目で演奏者を見つめてしまうと
昔の職業柄、演奏者に気がひかれてしまい音楽に気持ち
が入っていない自分に気が付きました。


現実にもどされた空間


しかし、目を閉じると私の中で想像が広がり
物語を作ってくれる。
どこか懐かしい音色。
私の細胞が共鳴するのです。

すると自然に涙が流れてくる。

以前、99パーセントの暗闇を
体験した時の事を思い出しました。

この暗闇は、時間が経過しても目が慣れないために
視覚障害者のような体感が出来るのです。

勿論、ガイドは視覚障害者であり
私たちは、白杖を持ち闇の世界に入ります。

距離感がなく足元はつまずきそうになるし
声を出しながら障害物を回避してゴールに
向かうのです。

視覚障害者の方は、忍者のように暗闇を
進みます。参加者が迷子にならないように
誘導してくれるのですが、この暗闇では
参加者が障害者になります。

この時も自分の感覚が重要になるのですが、
とある参加者の声の魅力に心を奪われたのは
私だけではありませんでした。
参加者の女性や男性も「いい声だね!」って褒め、
惚れたのです。


そして、暗闇から抜け出しゴールに辿りついたときたとき
改めて参加者同士が視覚を回して挨拶しました。

すると・・・
とても素敵だった声の主を視覚で捉えた瞬間
みんなの空気が笑いとなり
「決して、目を開いてはいけません!」
夢から覚めてしまったのです。


魔法終了!!!


コンサートの出来事や最近読んでいる本の内容、
それにこの暗闇の体験をから

もし、私が視覚障害者だったら・・・
今まで素敵だと思っていた男性を私は好きになっていただろうか?

たぶん・・・

心の目の大切さに気づかされました。







明後日は、観音巡りガイドの勉強会に参加します。



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