本日 36 人 - 昨日 105 人 - 累計 90671 人
RSS

傾聴

昨日は、車検の為に納車をしました。
20時には返却されるとのことで
台車を手配して帰宅するよりは、
近くの市役所で本なんぞ読みながら
時間調整し、極力お店の店内放送や
音楽から解放されたところで過ごそうと
しました。

市役所のロビーの一角にある休憩所の
椅子に座り一息すると

「あなた、まだここにいる?」
と年配の女性が私に声をかけてきました。

私は、てっきり荷物の見張り番をお願いされる
のかと思い
「しばらく居ますから、荷物見てましょうか?」
と返事をしたところ近所の豆腐屋さんの話が
始まった。

あれや これや と独り言のように
しゃべり始め30分がたった。

どうやらこれから銭湯に行くので豆腐屋さんで
サービスでいただいた油揚げを私にあげようと
していたのです。

その後、家族の話題になり不満話が始まった。
この手の話は、仕事上よく耳にしているので
慣れていますが、フェイスシートが無いので
家族構成が見えない。

相手はわかっているだろうと
主語が抜けてしまったり、
子供の話になると何人子供がいて
男女の区分、出生順番
旦那様の兄弟の人数
自分の兄弟の人数
田舎はどこなのか
など理解していないと

いわゆる
何を言っているのか?
誰が言ったのか?
登場人物の名前が前後して
わからなくなることが多いのです。

写し鏡のような気分で傾聴してました。
「私もこんな感じで話していることが
あるんだろうな?」と久しぶりに実感しました。

結局のところ
女性の不満は、

■一人息子に家の購入資金を貸したのに返してくれない事。
■その息子が離婚し家を無償で元妻子に貸し、養育費を払っている事。

このことについて約3時間半!

読もうと思っていた本の代わりに
仕事の延長のように傾聴したのです。

彼女は、会話の途中で油揚げの事を思い出し、
豆腐屋さんで昼食用に稲荷ずしも購入したが
余っているので一緒に薦められた。

「これも縁★」
人生で初めて、知らない人からの
稲荷ずしに手を伸ばし食べたところ

「美味しいぃ!!!」

肉厚の油揚げを一枚を使っている稲荷ずし。
中身は、(しょうが)のものと(ごま)の
もの2種類でした。
巻き方を変えて中身が分かるようにしていました。

地元のお店で手作り。
久しぶりに美味しいものに巡り合えて
感動しました。
美味しいものを頂くと

幸せな気分になります。

結局、私は閉館の時間までの3時間半を
一緒に過ごしてしっかり油揚げも頂き、
納車しているお店に戻り本を読もうと
広げましたが、ソファーでぼんやり
過ごしました。

彼女は、銭湯に行く事を止め
帰宅するようでした。
(油揚げは返した方がよかったかな:笑)

さて、帰宅すると偶然にも
夕飯は稲荷ずし

あぁ・・・・

あの稲荷ずしをもう一度★



コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):