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素直な返事

金曜日、京都行の夜行バスに乗りました。

今回の奈良行きの目的は、
自宅に構えた護摩壇で祈祷をしてくださる
僧侶に逢うことです。

ご住職は験本宗で千日回峰行の
行を成し遂げた一人目です。

私は、てっきり亡くなっていると
思っていたのですが、調べごとをしていたら
健在であることを知りました。

事前に予約の有無などを電話で確認しました。
奥様が電話に出られ
「近くの駅まで迎えに行きます。これが私にできる
神さまへのお仕事ですから。遠慮はしないでください。」
とお言葉おいただきました。

(旦那様を支える素敵な奥様だなぁ)

さて当日は、京都から吉野へ直行し
本山に写経を納めまた、いくつか訪ねたい
お寺もあったので吉野の山歩きで汗だくに
なりました。

数時間の滞在でしたが、天気も良く心地よい風が
私を迎えてくれました。

昼には下山し、本来の目的のお寺へ移動。
最寄駅への到着時間はわかっていたのですが、
護摩の準備で忙しいだろうし、
10月の行の練習兼ねて歩こう!
と奥様の厚意に懺悔しながら向かいました。

チャイムを鳴らし奥様が迎えてくださいました。

すると、まだ作務衣のままのご住職に
「慎吾さん、以前電話があった、埼玉の大山さんよ。」
と紹介してくださいました。

(慎吾さん????
奥様は、名前で呼ばれるんだぁ~♡
いい感じ!)

「まぁ、寺ではないのですが。
どうぞ、上がってください。」
苦行をされた人相がなく、穏やかで
優しい印象でした。

私が到着したのは、開始時間の20分前

段取りを弟子の方と確認しながら
「5分遅らせて開始しよう!」とご住職が
言いました。

弟子である太鼓の担当の方が、
「5分で着替えてきてくださいね!
5分後には、太鼓打ちますから。」
との言葉。
(弟子だけど、師僧に指示するような
言葉を使うんだ?と心の中で思いました。)

住職は「はい!」と答えその場を去りました。

私は、何気なく聞き流していました。

護摩が終わり、法話をしてくださいました。
護摩最中の心がけ、近日先達を務めるための
身体の準備。
何気ない話の中にヒントがたくさんありました。


何気ない会話・・・・


そうです、先程の準備の時の会話!

住職は、「はい!」とだけ言いました。

言葉に後付けすることはなく、言われたことを
素直に返事をする精神が、身についていることを
学びました。

言い訳をしない。
何事も「はい!」と素直に受け止める。

気づいたことを実践して身に着けて行こう!



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